Nikon史上最小のコンパクトデジタルカメラ、Coolpix S01をご存じでしょうか。ホテルのアメニティーの石けんくらいの大きさで、コンパクトデジタルの申し子のような、良く出来たカメラだったと思います。ちょうど10年前の今頃発売されたカメラです。ヒットチャート上位をAKB48が独占し、東京スカイツリーが開業した年でもあります。
PENTAX Q7を触っていると妻が使っていたS01を思いだし、懐かしくなってUSBでエネルギー注入してみました。
スイッチオンすると長い休眠期間が何でも無かったのように、チビっこいレンズをせり出して、動き出しました。
AKB48はメンバーをリフレッシュしながら息長く頑張っていますが、コンパクトデジタルのブームはこの10年の間に見事に下火になりました。現在のNikonのコンパクトデジタルカメラのラインナップは、重量1kg越えの巨大な2機種のみになっており、在庫処分としてたたき売り中のCoolpix A1000がNikon最後の「コンパクト」なCoolpixになるかも知れません。
そのCoolpix A1000もコンパクトとは言え、S01と並べて比べるとスタンダードプードルとトイプーくらいの体格差があります。
S01の事を改めて調べてみると、センサーはCMOSでなくCCDのようで、CCD愛の自分としても興味が湧きます。
ジーンズのミニポケットにも収まりそうなサイズのS01、壊れるまで使ってみようかという気が起きたりしています。