本日は、昨日紹介した日本の老舗カメラメーカーYASHICAの最小カメラ、YASHICA ELECTRO35 MCの作例と感想を記録します。
昨日は触れませんでしたが、YASHICAというカメラメーカーは1950年~70年台頃に特に二眼レフで存在感を示した会社で、自分も何台かYASHICAの二眼レフを所有しています。二眼レフと言えばRolleiflexとZeissレンズ、という時代、果敢にRolleiに挑んだ国産勢の筆頭でした。残念ながら本家のRolleiもこのYASHICAも既に企業としては消滅しており、そのロゴの使用ライセンスだけが海外の商社に買われていき、様々な商品に双方のロゴマークがプリントされて販売されている現在です。
話を本題に戻して、YASHICA ELECTRO35 MCの作例紹介です。使用したフィルムはFUJICOLOR 100です。快晴で、露光はオーバー気味のものもあったようですが、流石にネガフィルムは懐が深くて破綻した写りのものはありませんでした。
ビンテージカメラらしく周辺減光も現れていて、心くすぐる写りです。
焦点距離40mmなので気持ち広角、でも標準。結構好きな画角です。
自分の足跡なのですが、砂浜を裸足で歩いたのは一体何年ぶりでしょうか。熱かった。
上の写真は少し絞ったと思います。突堤の小さな灯台を見上げて。ゾーンフォーカスでの山勘フォーカスですがちゃんとピント来てました。シャープですね。
脱ぎ捨てたジャケットとか斜めアングルとか、特に意味はありませんw。なんかそんな気分でした。それでいいのです。
これは結構絞りこんでの写真ですが、周辺減光が残りますね。周辺減光love。
元のスキャン画像では結構解像していました。Yashinonレンズ優秀です。
写りと関係ないですが、自分は若干フレーム右下がりの癖がありますね。軽量ボディーで右手で長いストロークのシャッターボタンを押すからか?直さないといけませんね。
ゾーンフォーカス式なので近距離のフォーカスは難しいですね。係留ポッドに合わせたつもりですが、少し前ピンでした。絞り開放だったと思います。
梅ですね、なんだかエモイ。大村祐里子さんの写真みたい。
わんこ駆け下りるw。
左側、パーフォレーションが写ってますね。なんでしょうか?。
感想
ELECTRO35 MCは基本はスナップカメラなので、下の写真のレンズの絞り環のところに漫画の刻印があるように、曇天で絞りF5.6、快晴で絞りF11、撮影距離1.2m~6m位で使うのが正しい使い方なのでしょう。パンフォーカス写真って自分的には面白くないのですが、近距離にフォーカスを合わせたボケ写真は山勘撮影になります。
とにかく小さい事で持ち運びは楽でコンデジ用のポーチになんとかねじ込めますし、一方でレンジファインダー用の本格的なフードを装着してぶら下げて散歩しているとおじさん達の「何あれ?」的な視線も注がれるし、なかなか楽しいカメラです。
50年の歳月で塗装が腐食で傷んできており、これからいい具合にハゲてくる時期と思います。
黒色ボディに真鍮地金を光らせて、また散歩に連れ出したいですね。ボディはやはり黒がおすすめでしょうか。
本日は作例多めでしたので、Coolpix S01のおまけショットはお休みです。