頑張っていた蝉達の声も収まり、草花も秋めいて来ました。いよいよ秋、食欲のシーズン到来です。
今日は秋の味覚、カボチャをポクポクで頂くための、題して「失敗しないカボチャとレーズンの煮付け方」を記録しておきます。同じく秋の味覚、サツマイモの煮付けにも応用出来る調理方法です。
目次
材料
カボチャ:半個~1個(大きさによります)
レーズン:適量(砂糖を使わないので、少し多めで)
しょうゆ:大さじ2~3杯くらい(好みに応じて)
手順
1.カボチャを半分に割る。(我が家は必ず丸ごと1個で買います。お得だし、衛生的)
1.1
まずてっぺんに包丁で割面を入れます。途中で刃が止りますので、ここから先は男性でも簡単には刃が入りませんので一度刃を抜きます。くれぐれも無理しないように。
1.2
再度包丁を入れ、少し体重をかけ包丁の刃の根元部分を使って手前側の片側にぐっと押し込みます。ズッと途中まで刃が入ると思います。刃が止ったら再度包丁を外します。
1.3
カボチャの前後ろを入れ替え、1.2と同じように、反対側にも刃の根元部分でズッと途中まで割面を広げます。
1.4
残ったのはカボチャの下側部分だけですので、ここでカボチャを縦にして、「グッ、グッ」、と刃を落として割面を広げると「パカッ」と半分に割れます。
1.5
カボチャが大きく一度に調理が難しい時は直ぐに保存する側の半個にピタッとクレラップを密着させて巻いて、冷蔵庫で保存します。カボチャが小さい時は一度に調理に進みます。
2.種を指で取り除いた後、適当な大きさに切り割りしていきます。ここも力が必要ですが、無理せず方向変えたりして切っていけば女性でも大丈夫です。
3.厚手の鍋に、一層にカボチャを敷き詰めます。(少量の水で煮ますので、カボチャは重ならないようにします)
4.水を鍋の底から5mmくらいまで入れます。(途中の煮こぼしはしませんので、最後までこの少ない水で煮付けます)
5.カボチャの上に落とし蓋をして、その上から更に鍋の蓋を閉めて、弱火で30分くらい煮付けます。煮沸はしませんので、火加減見ながら火力が強い場合はとろ火で。火を止めたら蓋を開けず、そのまま鍋がある程度冷めるまで、余熱を使って柔らかくさせましょう。
6.鍋がある程度冷めたら蓋を開け、レーズンを好みの量投入し、醤油を回し入れます。再び落とし蓋と鍋蓋をし、鍋をぐるんと回しながら醤油をまんべんなく行き渡らせた後、再び弱火で20分くらい煮付けます。途中、たまに鍋をぐるんと回してあげましょう。
7.以上です。
最後に
余剰なお湯を使った煮こぼし工程がありませんので、うっかり煮詰めてやらか過ぎとか、かぼちゃ本来の風味や甘みを捨てる事がありません。少量の水でじっくり火を通すのでポクポクに煮付ける事が出来ます。
注意点として、ポクポクのため、食道が潤っていない時は一度に食べると喉につっかえてしまう事があります(けっこう苦しい)ので、慣れるまでは少量ずつ、飲み物(味噌汁やスープ、お茶、ミルク等)を片手に頂きます。
調理レンジにタイマーがある時はタイマーセットを使う事をおすすめします。ご自宅の鍋やレンジの種類によって火力や時間が変わる可能性はありますので、最初は半個で煮付けてみて最適条件を見計らうのが良いかも知れませんね。
自分はドイツFissler製の、厚手で、水蒸気によって蓋の密閉性が高まるタイプの鍋を愛用しています。