Foto Anthem

Anthem for myself, my family, and every photo-lovers

男女平等について写真趣味を通して感じること

今日のニュースで、出生率が過去最低を更新したと報道がありました。

もうここ何年か聞き慣れたフレーズで、子育てにかかる負担がその大きな要因との事ですが、金銭面での負担だけでなく、子育てを含めた生活全般での男女の不均衡がこの問題に陰を落としているように感じます。

自分も家事を「割と」やっているつもりで人生過ごしていましたが、いざ一切の切り盛りと生業をこなす身の上になってみると、自分がいかに妻に助けられていたか、逆に言えば依存していたかを思い知るわけです。

時間と金銭が必要な写真趣味における自分自身や目に入る風景を俯瞰して考えてみると、自慢の機材を構えて日長過ごしているのはほぼ男性であって、女性は滅多にお目に掛かった事がありません。恐らくは家で家事を切り盛りする人がいるが故に成り立っている、優雅な時間の過ごし方なのかなと、感じるわけです。金銭面では主婦は基本締まり屋さんなので、旦那はまあ良いとしても自分までそういった事には手を出しにくい事と思います。

ある調査によると週末に趣味で過ごす時間は男性の一日平均95分に対し、女性は一日平均28分との事。1/3以下です。男女雇用機会均等のご時世、結婚しても働き続ける方が増えているので、仕事と家事とをこなしてとなると尚更かもしれません。自分もこの一年過ごして、手間暇がかかるフィルム機には以前のようには手が伸び辛いなと感じています。

以前ほどではないけれど撮影散歩に出掛けたり、こうやってブログを書いてみたりしている訳ですが、やはりその時間、やるべき家事がおろそかになったかなと心の隅で感じます。女性は家事をしっかりこなすのが当然みたいな風潮は根強くあると思いますので、そういうプレッシャーって想像以上に大きいのかな。と自分としては感じるわけです。

 

渾身の一枚を撮影している男性を辛抱強く見守る女性って良く目にする風景なんですが、ごくたまに、男女ともに写真機を持って同じように撮影を楽しんでいる姿を見かけるとなんだかとてもホッとする。このペアーはいろんな事において対等なのかも知れないな、と想像して。

曲解した部分もあるとは思いますが、最近感じる事と符合する今日のニュースだったので記録しました。