冬入り前に撮影完了していたLomochrome Metropolis Tokyo Edition、ようやくスキャンする事が出来ました。
まず最初に良かった事は、Visoレンズ達とACROS IIで撮影した時に悩まされた光線カブリ現象が今回は一コマも無かった事です。
今回はシャッターチャージ(つまりフィルム巻き上げ)は撮影直前にしかやらない事を徹底した成果だと思います。ビンテージLeicaって気難しいですね。現代のM6やM7はこの辺り大丈夫なんだろうか。
自分のMDはレンジファインダー無しのモデルで正確なフォーカス合わせは難しいため、基本どのショットもF8以上に絞り込んでパンフォーカスで撮影しています。レンズは高価なLeica Mマウントレンズでなく、Sマウント用の広角Nikkorレンズをアダプターを介して装着しました。
FUJIFILMのビンテージラインデジタル機を更にカッコ良くした感じ。そしてBrass body ♪
それでは作例です。
フィルムはLomochrome Metropolis Tokyo Editionでなくても良かったのですが、冷蔵庫のモノクロームフィルム達がまだ使用期限がだいぶ先でしたので、初使用経験ですがこのフィルムを選びました。事前の情報としては、ハイコントラストで低めの彩度、やや寒色系の発色。といったところでして、かなりのクセフィルムのようです。
撮りはじめたのは銀杏の葉が落葉しだした頃でした。水面に映った銀杏。
彩度かなり低めですね。無機質な都会的なものの方が被写体として合うのかもしれません。
PENTAXのカスタムイメージ「九秋」にも少し相通じる彩度の低さ。そしてこちらは更に若干寒色よりでしょうか。これ、枯れ木ではなく紅葉ですよ。
ローアングルでヤマカンショット。なんとかわんこ入りました。
今回フィルムがこういうフィルムなので、W-NIKKOR 35mmの実力は良く判りませんw。いずれ最新機材で使って確かめたいと思います。
こういうショットって Lomoっぽくて、このフィルムが似合うかもしれませんね。
このフィルムはISO 100-400表記という事で、つまりは基本はISO 200のフィルムということです。今回は余裕がなくて全部ISO 200で露出を決めてしまいましたが、ISO 400設定として、少し暗めの雰囲気に仕上げた方がこのフィルムには合うんじゃないかなと感じます。
W-NIKKOR の光条、カッコ良いです。
これも見事な色の紅葉だったんですがこのフィルムにかかるとどこか異世界のような。Lomo Magic!
良くベスト判(127フィルム)の二眼レフ達でかわうそ商店のカラーポジフィルムを使うのですが、色の雰囲気が似ていますね。いずれそちらも紹介していきます。
今回初体験の Metropolis フィルム、なかなか個性的と感じました。今回カメラもレンズもビンテージでしたので、次回は最新機材で撮影してみたいと思います。