日経ビジネスの無料記事にSonyのデジタルカメラ開発秘話と言える、「ソニーデジカメ戦記」が連載されています。
デジタルカメラ黎明期から写真好きの方ならSonyのデジタルカメラの歴史は概ねご存じと思いますが、それでも表に出ていない裏話も満載で、面白い内容です。久しぶりのヒット記事じゃないでしょうか。
全12回予定のシリーズ記事で、丁度本日公開の記事が折り返しの7回目。ヒット作となったNEX-5の開発秘話の物語で、裏話満載で大変面白い内容でした。
開発責任者の石塚氏によると、EマウントはNEX-5といくつか小型のレンズを販売して終わらせる予定のプロジェクトだったとの事。確かに当時一連のステンレス外装の小型レンズばかりを出していた頃ってそんなイメージをSony Eマウントに対して自分も感じていました。
石塚氏は開けっぴろげな感じの方のようですが、35mmフルフレーム(つまりはα-7ですね)なんて考えてもいなかった。なんて、現在のEマウントカメラ(つまりはα-7)の結果としてのシェアーがあるからこそ言えるぶっちゃけ話ですね。
光学性能的には大口径マウントが有利らしいのですが、自分はフルフレームギリギリサイズと言える小さいEマウントは後発の大口径マウント達よりビンテージレンズ(多くはM,L,Sマウント)装着時の見た目は好印象と感じています。
Zマウントなどは小型中判センサーもカバー出来るのではというくらいの大きさですね。
NEX-5の頃のSonyって「家電メーカーカメラ」という印象がまだ強く、石塚氏のぶっちゃけ話の言葉の端々に、やはりSonyは基本、「カメラ屋さん」ではないんだなという雰囲気を感じました。
自分も今のところ、そのような事もあって、強烈な印象を受けたNEX-5しかSony機を所有していませんが、気が付くとそのサイズによる手軽さ故、持ち歩いていたのがNEX-5、という事に最近気が付いて何気にお気に入りになっております。
Aマウント機についてはMinolta時代のαシリーズは所有していますし、オワコンとなってしまって投げ売りされていたAマウントレンズも結構ありますので、当ブログでもAマウントはアナログ/デジタル写真をアップしていく予定です。NEX-5はモノ撮りカメラとして良く使っています。
日経ビジネスの連載は来週からはいよいよEマウント躍進のきっかけになったα-7の話に入って、「戦記」として佳境になりそうですね。どんな秘話が話されるのか、楽しみです。