前回に引き続き、 Nikon D2Xs を Nikon F5 フィルム撮影のエミュレーターとして持ち出しました。
- D2XsでNikon F5 を体感するにはクロップモードで使え
- フィルム写真エミュレートのため ISO 800で望遠マクロ撮影 : TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD Model A030
- 作例:今回は FUJIFILM でシミュレーション(SUPERIA 800, PRO 800Z)
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D2XsでNikon F5 を体感するにはクロップモードで使え
Nikon D2Xsは今のデジタルカメラの基準でみると連写やブラケット撮影などはもっさりと動く感じなんですが、クロップモードにすると俄然キビキビと動き、現代の一眼レフとさほど遜色なくなります。もともとAPS-Cなので1.5倍クロップ率で、更にクロップモードでは1.3倍のクロップがかかり、結果としてフォーサーズと同じ約2倍のクロップ率になります。鳥さん撮影には最強機能ですね。
D2Xsは D2シリーズの最終進化モデルで、クロップ設定時にファインダーには上の写真のようなクロップスクリーン(Leica M の焦点距離フレーム枠みたいなもの)が現れて大変判りやすいです。カメラの測光もクロップスクリーンの内側だけに設定されます。
ですので買うなら断然最終モデルのD2Xsですね。誰も買わないとは思いますけどw。
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フィルム写真エミュレートのため ISO 800で望遠マクロ撮影 : TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD Model A030
という事で、今回はレンズをTAMRONの望遠マクロレンズに持ち替えて持ち出しました。ISO 設定は前回同様、常用の最高感度 800 に設定です。
このTAMRON望遠マクロレンズ、電磁絞りでないFマウント用レンズとしてTAMRONでは最終モデルで、軽量でなかなか優秀なレンズです。VC(手ぶれ補正)もバチバチに効きます。
http://photo.yodobashi.com/nikon/lens/sp70-300_f4-56_a030/
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作例:今回は FUJIFILM でシミュレーション(SUPERIA 800, PRO 800Z)
それでは作例です。
多摩川土手のアカツメクサ。多摩川サイクリストを背景に。もうちと絞るべきでしたが、開放でもシャープですね、このレンズ。
うん。なかなフィルムっぽい雰囲気になってますね。
クロップモードだと換算600mmになりますので、鳥さんも警戒されずにアップで撮れます。
これなどどう見てもフィルム写真の写りです。我ながらなかなか良いエミュレーター。
クロップモードで F5を彷彿とさせるシャッターフィールを楽しみながら撮っています。
マクロ撮影もお手のもの。コシアキトンボ。
でもネイチャー昆虫系ってアート的なものよりパッキパキ高精細な写真が好まれるので、フィルムエミュレーターにあまり向かない被写体だったでしょうか。
ネイチャー系でもお花は向いているかな。
鳥さんはパッキパキじゃなくても許される?と思います。
最後はお得意w何気スナップショットで。
普通のデジタル写真とは違う仕上がりが気に入りました。