Foto Anthem

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神話の FOVEON 世界を散策:原点の SD15

FOVEON を世に知らしめた傑作機 SIGMA SD15

前回の SD1 Merrill に続き、今回は SD15 です。

foto-anthem.hatenablog.com

SD15SD1 Merrill ってユーザーにとっては基本的には同じモデルという感覚で使えます。

動作はどちらもゆっくりじっくりですし、写りは FOVEON センサーですし。

ただ、違いがあるのはSD1 はマグネシウムボディで防塵防滴仕様である事、CFカードである事、センサーサイズが SD15より一回り大きくなっている事くらいです・・結構違うかな。

SD15の外装はボトムカーバー以外はABS樹脂なので高級感には欠けますが、フィルム機のSAシリーズのような安っぽさはなく、堅牢な印象を受けます。

スペック上の画素数SD15が465万画素(の三層)SD1 が1480万画素(の三層)

とかなり違うのですが、どちらもFOVEON センサー独特の写りで、PC 画面で普通に見る分には両者の違いはあまり分りません。発色は SD15 の方が素直な印象を受けます。

むしろ実効画素数 465万画素しかない SD15 の高解像な立体感ある写りに驚きます。

SD1 Merrill と同じレンズをSD15 で使ってみたぞ

SD15 / Art 35mm F1.4

Art 35mm レンズは SD15で使うとフルフレーム換算焦点距離は 61mm、Nikon の 58mm F1.4G みたいな、やや望遠寄りの標準レンズになりますので、準マクロ的な写真も撮影出来ます。どうですか、FOVEON センサーの描く精細で立体感な写り。

SD15 / Art 35mm F1.4

モミジも暖地以外は枯れて散り始めましたね。緑、黄、赤とが混ざりあって今年彩りの見納めです。

SD15 は色の再現性が比較的良いのでRaw 現像で悩む時間はSD1 より少ないと思います。

SD15 / Art 35mm F1.4

SD15 / Art 35mm F1.4

逆光でグリーンハレーションが出るのは SD1 と共通w。

SD15 / Art 35mm F1.4

若干ですが素のRaw 現像だと空の色が独特です。

SD15 / Art 35mm F1.4

タンポポは「もう咲いている」のか「まだ咲いている」のかどちらでしょうか。

もう咲いている、かな?

SD15 / Art 35mm F1.4

こちらは「まだ飛んでいる」ですね。12月中旬に赤とんぼを見るとは思いませんでした。今年は昼間はまだ暖かいですからね。

SD15 / Art 35mm F1.4

こうやって続けて同じレンズで SD1 と SD15 を使ってみて思うのは、「SD15 、いいんじゃ無い?」という事。Quattro シリーズはまた違う世界なので比較は出来ないけど、大胆トリミングとかピクセル等倍鑑賞しないのであれば SD15 は FOVEON センサーを楽しむカメラとしてはとてもバランスがいいと思う(市場価格、バッテリーの持ち、サイズ、色再現性)。

ただ、SD1 の時にも考察したように、令和6年、間もなく令和7年の今日において、お金を出せば一般的なベイヤーセンサー機でもっと簡単に高解像の写真を失敗せずに撮れてしまうという事実があります。

ルフレーム FOVEON 機のハードルはとてつもなく上がってしまったのかも知れない。