米どころ新潟発祥と言われるスナック菓子「柿の種」。
缶入りの浪速屋のものが最も有名ですが、亀田製菓やプライベートブランドのピーナッツ入りの物も悪くはない。特にスナック(お姐さんが水割りを作ってくれる方の)に於いて良くお世話になったもんでしたw。
で、その「柿の種」なんですが、なんであの長細いあられが「柿の種」という名前なのか永らく納得してませんでした。謎でした。
だって時々食べる一般的な富有柿や次郎柿は時々種があっても、その種は丸っぽくて全く形が違うから。

というわけで、今まで「嘘つくなよなー」くらいのノリで「柿の種」をポリッて生きてきたわけです。
大体ここ四半世紀は柿は実家から頂ける不完全甘柿(渋入りと甘柿の混ざったもの。品種は不明。一応「江戸一」銘と聞いていますが、どうも形状が違う)しか食していなかったので、柿の種とは大きくて平たい楕円形、という刷り込みが出来上がっていました。
諸事情あって今年はその不完全甘柿が頂けず、数十年振りに自分で色々な品種の柿を購入して食してみたわけです。不完全甘柿を長年食してきたおかげで、渋入り柿の肉質には敏感になったんですが、市販の柿はその本来渋いはずの果肉がとても甘いのでびっくり。かすかに渋の余韻が残っている場合もありますが。
色々買ってみた中に小振りで細長い「筆柿」という不完全甘柿(市販品はもちろん渋抜き処理済み)があるんですが、ゴマが寄っている柿、つまり処理前から甘柿だった個体には種が入ってます。(恐らく種の出来た実は優先的に動物に食べてもらうために甘くする仕組み)
その筆柿の種を見たとたん、「これだったんだ!あの柿の種は!」と理解しました。

筆柿の種はその形も大きさも、まさに「柿の種」そのまんま。
この歳まで「柿の種」の名前に懐疑的だった自分の無知を恥じましたよ。
何かを失う事、それはただ損失の悲しみだけでは無くて、そこから新たに進歩・獲得するものもあるよ、という事を感じました。
そして来年、自宅の庭木に柿の木が増える予定です。