峰不二子。
第一期ルパン三世のオープニングでは、そのように紹介されていた記憶がある。
ルパン三世一味自体が全員が謎な人達だけど、ルパンとの男女としての仲や、その時々で味方であったり敵であったり、という立ち位置が不二子を「謎の女」として際立たせていた。
そんな不二子ちゃんもシリーズを重ねるにつれ、顔つきやキャラクターも変貌していくんだけれど2015年放送の PART4 のオープニング映像に登場した不二子は正に1970年台のあのオリジナルシリーズの峰不二子である事に驚くのだ。ノーヘルで大型バイクにまたがり疾走。そしてその顔までが宮崎駿氏が作画に関わっていたあの頃の「本物の不二子ちゃん」w。
このオープニング映像はルパンも青ジャケットだし、スタートでルパンが乗り込むアメ車も「品川」ではなく、「品」ナンバー、そう、モンキーパンチ氏が連載を始めた頃の昭和の世界から映像が始まるわけ。
そしてルパン→次元→不二子→五右衛門とメンバー紹介のリレー映像が続く部分は昭和のオリジナル第一期シリーズの世界を描いている。これ判る人、果たしてどれくらいいたんだろうか。そして最後にはPART4の舞台となる現代のイタリアへと場面がつながる。
シリーズ最高とも言える PAR4 のオープニング映像だけれど、私にとって出色なのは不二子の紹介パート。
次元のパートでマグナム44から放たれたマグナム弾が、画面に向かってくるそのとなりに不二子のDUCATIベベルSSの赤いブレーキランプが背景にフェードインし・・
ベベルSSのブレーキを効かせつつハイスピードでバンクを開始する不二子がここで登場!カッコ良すぎないかい?
そして不二子は豪快にハングオンしてコーナーをクリアしていく!
そしてベベルSSのカウルを揺るがせながら疾走するオリジナル不二子!
これぞ峰不二子というキャラクター紹介。このOP映像作った人、良くわかってるぞ。
この夕日に照らされて疾走する不二子も第一期のエンディングへのオマージュ。「足下に絡みつく~赤い波を蹴って~マシンが叫ぶ~」
いや最高過ぎですね。ベベルSSは排気量がわからないけど、カラーリングやテールランプ形状からオリジナルの DUCATI 750 SS と判定するのが妥当。
このルパン三世 PART 4 、肝心の中身の方は全く覚えていないんだけどw、このOP映像の不二子と DUCATI 750 SS が強烈に私をオートバイの世界に引き戻そうとしたのは事実。それから早9年も経っていたとはな。
ベベルSS、 乗りたいけど現実には色んな意味で無理。
YouTubeで映像と音だけ愉しみました。音がめっちゃいいですね。