6月も第2週に入り、わんこ散歩もいよいよアササンモードに切り替えた。
今朝の早朝散歩のお供は Nikon Zfc と Zeiss Loxia 50mm F2。Zfc はそのおもちゃ感(特に バリアングルの液晶パネルのフィニッシュ)が気になって最初は放置プレーだったけど、ここのところ良く持ち出している。こいつはデジタル版のミニチュアFEだって自己定義してからはそのミニチュアっぷりを楽しめるようになったと思う。
ただ、超大口径のZマウントレンズとこのミニチュアデジタルFEは、残念だけれども全く(見た目の)相性が悪い。という事で、Zfc に Z マウントレンズは買わず、もっぱら E マウントレンズを使用している。F マウントフィルム用のレンズは大口径で長いマウントアダプターがこのヘリテージデザインにこれまた似合わない。旧いFマウントレンズは同じくヘリテージデザインの Df で使った方が遙かに相性がいい。
MEGADAP製 のEマウント/Zマウントアダプターはそんな私には神級の製品だ。この製品が出ていなければ Zfc は買わなかったと思う。α6000シリーズに比べると AF 性能は同等ではないんだろうけど、飛翔する鳥さんやジェット機を撮影するわけではないので、十分に実用だと感じている。
完全MFの Zeiss Loxia を使ってみて判った事は Zfc はフォーカス時の拡大表示は超絶に使いにくいという事だ。富士フイルム機はこの辺りの操作がとてもやりやすく、ベストだと思う。Sony α もFnキーのコツをつかめばまあ使い安い。ZfcもFnキーを使えば良いのかもしれないけど位置がどうにも使いにくい。
もっともそれでZfc を投げ捨てるという結論には至らず、拡大表示には頼らずに、フォーカスピーキングとフォーカスエリアの合焦時の色変化(赤→緑)、加えて、フィルム時代からの Nikon AF機伝統の○合焦マーク表示の三つを組み合わせれば、それこそファインダーの視度調節が適当な時でも合焦自体は難しくない。まあ Zマウントレンズの一本も買ってない不良ユーザーの戯言です。
今朝の気温ならわんこも「もうこれ以上歩かないョ」という状態にはならず、帰りの階段も元気に駆け登っていた。 家事も仕事もやりつつの早朝起きってのはつらいものがあるんだけど、わんこが今くらい元気なのも後2、3年かなと思うので、つきあうね。
あと、Zfc は Loxia の50mm、換算75mmの焦点距離だと、絞り優先AE オートISO 設定でシャッタースピード 1/80 秒は確保するんだけど、75mm で 1/80秒って結構微妙な設定だと思う。IBIS 非搭載なんだから、もうちょっとシャッタースピードを安全マージンとって ISO を上げたプログラムの方が良くない?マニュアルは読んでいないけど、プログラムシフト機能みたいなのがあると良いなと感じる。縦フレーム撮影の時って注意しておかないとホールド安定させるの難しんですよ。IBISはカメラに必須とは思ってはいないけど、Zfcとしては ISO上げない事の方を優先にしているのかな。
まあ色々言ってはいるけれど、最初に書いたように、一度そのミニチュア感を「あり」、と認めてしまうと唯一無二の存在です。重さも気軽な撮影には丁度いいと思う。これ以上大きく重いと、例えばDfやK-1、ミラーレスだとSL2とオーバーラップしてくるので、自分的に絶妙なポジションと外観のカメラで良いなと感じてる。