K-1 MarkⅡを昨朝「夏天」撮影用にシェイクダウンしましたので、その勢いで本日はそろそろ咲き終わりとなるヒマワリを撮影しに公園に出掛けてきました。
選んだレンズは PENTAXがK-1用に満を持して発売した新世代のスターレンズ、HD PENTAX-D FA★85mmF1.4です。海外のサイトで手放しの高い評価を得ているレンズですが、私も一眼レフ宣言したPENTAXと運命共同体となる意気込みで購入しました。
PENTAX STATEMENT
HD PENTAX-D FA★85mmF1.4
目次
本日使用した機材: PENTAX K-1 Mark Ⅱ+DFA★85mmF1.4
各種カメラやレンズを使っておりますが、トップクラスの格好良さだと思います。この組み合わせだと重さもトップクラスですが、自分が良く使う Nikon F5 と同じくらいの感じなので、長時間の持ち歩きでもさほどは気にはなりませんでした。ただ、写真のような普通のストラップでの襷掛けだと腰や背中のある一点にカメラの重量が乗ることもあるので、三脚穴を使って逆さにぶら下げるタイプのストラップの方が歩行は楽かも知れません。
本日の作例
K-1 光学ファインダーの解像がさほど良くなく、撮影中は一抹の不安もありましたが、家のPCで撮影した画像を見た瞬間、このレンズが只者ではない事が良くわかりました。
Web用の小さな写真だと伝わりにくい可能性はありますが、初めてSIGMAのFoveonセンサーとArtレンズの組み合わせの写真を見た時以来の感動をおぼえました。しかもこちらはSIGMAと違い、撮って出しです。
わんことヒマワリ。モデルさんと違い、目線くれませんw。
フォーカス面は絞り開放でも甘さはなく、薄いフォーカス面を周りから際立たせています。ボケに堅さはなく、後方に向けてとろけていきます。
近距離の場合は絞り開放だと小さな対象物でも合焦の範囲は狭くなります。F2.8~F4くらいにしたいところですが、そうするとこの味は薄れるので悩むところですね。
ラジコンのヘリ?いいえ、はるか上空を飛んでいた本物のヘリをとっさに撮ったもの。元画像では機体番号もくっきりです。K-1 の AF、意外と悪くない?本レンズは「夏天」ではないので空色は普通な感じw。
じゃれ飛び合う色違いのチョウチョさん。これもとっさだったのでフォーカスは外しました。某社の瞳AFをもってしても流石にこれは無理でしょう。知りませんがw。
AF外れたチョウチョさんの描写がこのレンズのイルージョンさを物語っていると感じます。
F2.4くらい。少し絞っても主題は引き立たせます。これくらいがバランスが良いんでしょうかね。
ヒマワリの次は私たちが主役ですよ。と気の早いコスモスが咲いていました。
まとめ
掛け値無しに凄いレンズだと思います。
SIGMA ArtやZEISS Otusが切り開いた新ハイパフォーマンスレンズですが、PENTAXはArtやOtusレンズが使えませんので、中望遠好きのペンタキシアンは是非手に入れられる事をおすすめします。
フォーカスの合った画面周辺部も絞り開放から解像しており、一枚すっとフォーカスの合ったシートが写真空間に挿入されているような、不思議な立体感を感じます。「やたら絞り開放で撮るのは素人だ」説もあるようですが、このレンズでは絞り開放こそ楽しむべきNew World かなと感じました。