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SIGMAの旧い安ズームレンズが意外と良くて驚く:PENTAX K-1 Ⅱ+SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 Ⅱ MACRO

PENATX K-1Ⅱ/ SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 Ⅱ MACRO

今日は久しぶりの晴れ間の休日。

いつもの朝食前の早朝散歩でなく、しっかり朝食を摂って、後片付けも済ませてから近所の公園にわんこと出掛けて来ました。

 

目次

本日の機材について

本日の散歩の主力機は最近よく持ち出すPENTAX K-1 Ⅱですが、装着したレンズはDFA★でもなくLimitedでもなく、ジャンク/捨て値品として流通している、SIGMAの20年前の安ズームレンズ、28-80mm F3.5-5.6 Ⅱ MACROです。軽くて安っぽいプラボディですが、シャンパンシルバー色で絞りリングも付いているので、同じボディーカラーの*istに似合いそうと思って1000円程度で購入していたレンズです。*istで使わないまま、本日こうしてK-1 Ⅱに着けて日の目を見たわけです。新同品であることに哀愁を感じます。

ちょうど20年前の2002年発売で、その頃は各社からデジタルカメラが発売されていたものの、まだ価格が高く、終焉を迎えつつあったプラ製AFフィルムカメラがダブルズームキットでたたき売られていた頃だったと思います。

このレンズの美点として、上の写真のように80mmの望遠端側にしても「ビヨーん」と鏡筒が間伸びした格好にはなりません。自分としてこれは評価ポイントです。

実はこれには仕掛けがあって、本当は鏡筒が前にせり出しているのですが、なんとフードの中でせり出しているので外側からは分らないのです。フードの遮光効果は大丈夫なのかという疑問は残ります。

このレンズの特記すべき美点として、望遠端の80mmでのみ、1:2の本格的なマクロ撮影が出来るところです。マクロ撮影時はかなりレンズがせり出しますが最短撮影距離は25cmですので、そのような理由でフードはレンズ先端ではなく、レンズ基部に着けたのかも知れません。

作例

まず特筆すべきはマクロ機能です。1:2という事で、マクロレンズにほぼ遜色ないくらい寄ることが出来ます。絞り開放のF5.6ではやや甘い描写ですが、絞り込めばもっとシャキッとすると思います。望遠端はボケも悪くないと思います。

PENTAX K-1 Ⅱ/ SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 Ⅱ MACRO

PENTAX K-1 Ⅱ/ SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 Ⅱ MACRO

通常のスナップ撮影も、ちょっと絞れば望遠端はそつなくこなしている印象です。悪くないですね。

PENTAX K-1 Ⅱ/ SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 Ⅱ MACRO

広角側ですが、開けたところで撮影すると樽形の歪曲が結構目立ちます。

そんな時は視点を変えて、下のような構図にすると、歪曲はほぼ気にならないと思います。

広角では周辺部の写りが少しざわつきますね。

PENTAX K-1 Ⅱ/ SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 Ⅱ MACRO

まとめ

捨て値の安ズームレンズなので期待はしていなかったですが、想像していた以上に使えるなと感じました。気軽に持ち出して、ちょっとした本格マクロもそつなくこなす良いレンズだと思います。広角側の周辺部の荒れや樽形歪曲は気にはなりますが、これが1000円と考えれば、破格の写りと言えるレンズです。

本日のおまけショット

Nikon Coolpix S01