連休中に片付ける、やり残していた仕事の1つです。
COSINA Voigtlander の薄型レンズ、ULTRON 40mm F2 ASHPERICAL SL 初期型 M42マウントレンズを PENTAX 機で使用しているのですが、ASHPERICALレンズ(非球面レンズ)のわりには絞り開放付近で収差が大きく感じるため、COSINAに点検に出したいのですが、COSINAには「良かったら作例を添えてレンズの状況を説明してください」と言われてしまい、もう何ヶ月もその先のアクションを塩漬けにしておりました。見てもらえば分かる、という気もするだけにね。
自分は同じレンズ構成で最新版のULTRON 40mm F2 ASHPERICALSL IIs(Fマウント)を所有しているため、COSINAに対照比較でわかりやすく説明するため、本日両機を持ち出して比較撮影してみました。
どっちも良いカメラとレンズですが、やはり K-1 II + 初期型がカッコ良いかな。
甲冑みたいな初期型のフードがシブ過ぎ。
さて気になる比較ですが、この2つのレンズ、レンズ構成は同じでASHPERICALレンズの場所も同じです。ですので描写は基本同じでないとおかしいのですが、
こうやって比べると、違いすぎない?全体的に初期型(M42マウントの方)のほうがモヤッとしていますが、特にアウトフォーカス部分の描写が全く違う。Dfの方はまっとうな写りと思います。
絞り F4。ここまでくるとだいぶ差は無くなってきますが、それでも初期型は全体的に収差が大きいですね。背景の描写の違いもまだ残ってます。
これも絞り開放だと随分違う。
これもF4だと差が小さくなりますね。もっと絞り込めば差は無くなるかもしれませんが、この違いはやはり気になる。
ちなみに絞り開放の風景写真。昔々、SUNという安レンズメーカーがあったのですが、これはSUNの写りを彷彿とさせますw。さすがにこれが正しい写りとは思えないのですが、レンズの見た目は綺麗なので、前オーナーが素人分解したのかもしれません。
COSINAに診てもらって、「問題ありません。こんなもんです」って言われたらどうしよう・・。
顛末についてはいずれ本ブログで報告します。