恒例の「今月の薔薇」。今月の薔薇は「ナイチンゲール」。
やや青みがかった淡いピンクが美しい。
このまま別角度からのショットとともに「ナイチンゲール」の蘊蓄を書くつもりで撮ったショットが下の写真。
こりゃなんだ?ロモグラフィーのアートフィルムか?!
カメラはSony NEX-5R、もちろんホワイトバランスはAWB。こちらが焦って何度取り直してもこの色で「はいどうぞ。」と結果を返してくる NEX-5Rww。
大概ながんこ者なので、最後はホワイトバランスをマニュアルで強制的に指定して撮り直したのが下の写真。
まだ微調整は必要だが、マニュアル設定だといきなりまともな写真じゃないですか。どうしたSony、どうしたNEX-5R!w。
まあ背景全体を占めている赤っぽい板の色を見て、「これは暖色の白熱灯かロウソクの明かりに違いない!」と勘違いしてケルビンを2500位に設定しちゃったんだろうな、まああのころのSonyはまだ何でもありの黎明期だったということで、と思ってはみてもNEX-5Rは手元にある唯一のEマウント機。どうしようか。
破綻するAWBが当時のSony 特有の問題か確認するため、その辺りにあった近い年代のカメラ達で同じ薔薇を同じ場所で撮影してみた。
これは Fujifilm X-M1での撮影。 Fujifilm 製デジタル機初代の X-Pro1と中身は同じで大幅に小型化されたお気に入りカメラ。焦点距離をNEX-5Rのレンズに合わせていないので雰囲気が違うけど、AWBは破綻していなさそう。 Fujifilm らしいエッジの効いた色再現なのはご愛敬。この色がこのカメラを使う理由なので、良し。
さて、これは悲運のミラーレス、Nikon 1 V1 でのショット。これはめちゃくちゃ優秀。
ニコ爺達により退場させられましたが、素晴らしいカメラ。
さて、自分の保有機材を考えるとPENTAXは外せない。という事で最後は PENTAX。ドキドキ。
PENTAX-K01でのショット。「オーマイガッ!NEX-5Rの写りにそっくりじゃないか!!」
と戦慄して確認したら、K-01のシミュレーション設定が「銀残し(ブリーチバイパス)」になってたよ。
気を取り直して、標準設定「ナチュラル」で再撮影。
まあ無難な感じに写っている。ほっと一安心。
結果、なんだか Nikon 1 の優秀さを再認識する事になった感じだけれど、NEX-5RのAWBはいただけないな。
ちなみに「ナイチンゲール」って子供用の偉人伝にあるように、看護師のルーツで天女みたいに語られますが、実は数学好きで統計学を臨床現場の衛生管理に持ち込んだパイオニアなんですよ。そういう意味では臨床統計学の母であり、真に偉大な人だったんですね。
こちらは小鳥さんの「ナイチンゲール」。和名「サヨナキドリ」。
和名はあるのに日本では見られないみたいで残念。