富士フイルムのフィルムシミュレーションに REALA ACE というのが追加されたらしい。但し、このシミュレーションが使えるのは現行機種のみ、という事みたいで、自分の GFX 50S や X-H1 では残念ながら使えない。
ならば、という事で、Raw Therapee のフィルムシミュレーションに該当フィルムが無いか調べてみたら、REALA 100 というのを見つけた。[ACE] の文字はないけれど、フィルムの正式名称は REALA ACE 100 だったようだし、Raw Therapeeのフィルムシミュレーションも富士フイルムと同じフィルムを参照しているだろうと解釈し、使って見ることにした。
ちょうど前回のブログ記事で使った、CCDセンサー機の Nikon D3000 の撮影画像があったので、Raw 現像して、前回選択したフィルム、AGFA Ultra Color 100 と比較しながら眺めてみる事にした
まず最初に前回のブログで掲載した、発色とコントラストの強い AGFA Ultra Color 100。
次に、Fujifilm REALA 100。
発色は少し抑えめだが、エッジをやや効かせた絵作り、との印象を受けた。比べた相手が AGFA だったので、色彩に関してはバイアスは入ってるかもしれないが。
以下、同じ順番で(Ultra Color 100 → REALA 100)。
この写真は黄色が色飽和気味なのでちょっと違いが分りにくいが、REALA 100 はグリーンの発色が少し抑えめに感じられる。
これは違いが良く分る。Ultra Color 100 はAGFAっぽく強めの発色だけど、REALA 100 はより自然な感じに表現されている。でも赤ピンク部分の発色は強めだ。
今回はこれで最後だけれど、自然な発色でくっきりと、が特徴だったらしい REALA ACE の絵作りは反映されているんじゃないだろうか、という気がしている。Ultra Color との違いは赤色系の発色の違いが分りやすく感じた。