フィルム写真っていっても、D3000はデジタルカメラなので、正確に言うとフィルム写真シミュレーション。こういう旧いデジタルカメラもフィルム写真機のエミュレーターとして使えば、もう「旧い」という理由で捨てる事は無くなっちゃうんですよね。
旧いカメラはダイナミックレンジが狭いし(特にCCD機)、高感度にすると直ぐ粒子が現れる。
でもそれがなかなか良いんですよ。
D3000 をフィルム機エミュレーターと考えるとき、そのサイズ感から、さしずめNikon 最小のAFフィルム一眼レフだった Nikon U2 だろうか。
奇しくもかってU2に着けていたのと同じ、Nikkor H Auto 50mm F2を D3000 には着けっぱなしだ。
Ai Nikkorですらないこのレンズ、もちろんAFも効かないし、AEや自動絞りだって効かない。U2 でも D3000 でも、完全マニュアル撮影だ。
それでもデジタル機のD3000はすごい。だって、たとえ私のヤマカン露出計がずれていたとしても、直ぐに結果を確かめる事ができちゃう!マニュアルフォーカスはフォーカスエイドが助けてくれるし。
もちろん防塵防滴って何?という組み合わせだけれど、今日ぐらいの小雨ならわんこ同様に、全然問題無し!さくさくと撮っているうちに、最初はあやふやだったヤマカン露出計の精度も上がって来た。
今日のフィルムは富士フイルムのPro 400H。Proの名の通り、ポートレート用のネガフィルムで、KodakのPortra 400を意識して開発されたんじゃないかと思う。恐らく、肌色が綺麗に仕上がるようにチューニングされているので、自然な色再現という意味では若干違った写真の仕上がりだった記憶がある。残念だけどこのフィルムは数年前に生産が終了していてもう確かめる事は出来ない。