Foto Anthem

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D3000 と 旧いNIKKOR-H で出掛ける冬の週末

久しぶりに Nikon 最後の CCD モデル、 D3000 を持ち出した。

D3000 は4桁 超小型シリーズの初代モデルでもあり、デザインは初代にして既に完成されている。CCDにはピンと来ないひとでも、このカメラはデザイン買いしても良いモデルだと感じる。

ここのところD3000 にはビンテージレンズの Auto NIKKOR-H 50mm F2 が着けっぱなしになっている。このレンズは「暗い Nikkor は良い写り」の定石通り、シャープで良く写るレンズだ。

レンズが6枚構成なので 6 = Hexa の頭文字を取って NIKKOR-H 。S マウントや F マウント初期の NIKKOR命名ルールに則ったもの(3=Tri、4=Quatro、5=Penta、6=Hexa、7=Septa、8=Octa )。なんか NIkon らしくて微笑ましい。

質感は総金属の NIKKOR-HとプラのD3000でチグハグなんだけど、意外と見た目がマッチしていてお気に入りの組み合わせになっている。もちろんAFは効かないし、露出のAE制御だって効かない。ヤマカン露出計も駆使して撮影するフルマニュアル仕様ww。

D3000 / NIKKOR-H 50mm F2

このレンズ、絞り羽根も6枚のHexa構成で絞り込むと光点Bokehが六角形になって面白い写りなんだけど、1段絞った F2.8 くらいまでだったら六角形は目立たずに丸Bokehになる。

D3000 / NIKKOR-H 50mm F2

絞り開放近辺でもなかなか侮れない立体感のある写りだと思う。

D3000 / NIKKOR-H 50mm F2

少し絞り込むとなかなかの質感描写だし、明暗コントラストはCCD独特のもだと思う。

D3000 / NIKKOR-H 50mm F2

D3000 / NIKKOR-H 50mm F2

そして ISO 200 で早くもノイズが乗ってくる。これらを個性と考えるか欠点と考えるかで旧い機材の味方が変わってくる。自分は前者であるうえに、そもそもフルマニュアル撮影だしね。

D3000 / NIKKOR-H 50mm F2

2 週間ぶりに散歩して気付いのが、季節は着実に春に向けて動き出しているという事。二十四節気はもうじき立春だ。

D3000 / NIKKOR-H 50mm F2

これは偶然かもしれないが、とてもフィルムっぽい描写で締めくくってくれた D3000NIKKOR-H。こんどは ISO 400 で撮ってみようと思っている。