Kodak Retina Deckel マウントの Schneider Tele-Arton 90mm F4ですが、先日夏お散歩カメラの PENTAX K-S2に着けてみたところ、意外と良い印象でした。本来の画角での写りを見てみたくて、今日の朝散歩ではPENTAX K-1 Ⅱに装着してお出かけしてきました。
目次
本日の機材:PENTAX K-1 Ⅱ + Schneider Tele-Arton 90mm F4
Kodak Retina Deckel マウントのレンズ達は一部の例外を除いてサイズ的にはLeica L39マウントかNikon/Contax Sマウントのレンズくらいの可愛いレンズばかりです。小さい部類とは言えフルフレームのデジタル機であるPENTAX K-1に似合うか心配でしたが、どうでしょう。意外に似合っているんじゃないでしょうか。
こういう組み合わせは世間的にはSony α7の世界みたいですが、やはり一眼レフのビンテージレンズには一眼レフが最も似合います。最新レンズもビンテージレンズも似合うK-1、男前ですね。
作例
ポートレートレンズですので、味わうためには絞り開放で攻め続けなきゃ嘘ですw。
よって本日の作例は全て絞り開放です。
さすが本来画角での写り、妖しげな周辺減光きてますw。
葉っぱの葉脈が合焦点ですが、ベールを纏いながら解像しています。
撮影者泣かせの最短撮影距離1.9m(!)。寄れないので前ボケねらいしかないですね。前ボケ悪くないです。
周辺減光再びw。若干ぐるぐるも。
写りと関係ないですが、ヒマワリ色リュックのカメラ女子♪。おしゃれ度負けましたw。
こんなシチュエーションだと寄れない最短1.9mでも大丈夫。真ん中上の主題のヒマワリ、なかなかの解像でした。
感想
扱いやすさで言うと、同じ最短距離1.9mでも換算焦点距離で135mmになるK-S2の方が主題を絞り易い気がしますが、このレンズの持つ特徴を本来画角で満喫出来るK-1Ⅱとの組み合わせの方が良いと感じました。
今回のK-1での撮影で再確認できましたが、ベールを纏いながらも開放から解像してくるTele-Arton 90mm、写りと外観の個性も合わせて気に入りました。
もう一本のCurtagon 35mm F2.8もそうですが、このレンズも標準露出だと少しハレ気味になるので、-0.7段くらいアンダーで撮影した方が、全体の絞まりが良くなると思います。