Foto Anthem

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Nikon 最後の「コンパクトな」コンデジ:Coolpix A1000

ここのところ、週末は雨の印象ですね。Leica MD Visflexのフィルムカウントもなかなか進みません。

そんな状況でここのところ連れ出していなかったわんこですが、今日はその視線に絆され、小雨そぼ降る中、重いMD Visoflexをリュックに詰め込んで散歩に出掛ける事にしました。

MD Visoflexの本日のフィルムカウント「7」ですので、36枚撮り切りはまだまだ先になりそうです。

本日はMD Visoflexのサブ機として持ち出した、Nikon Coolpix A1000を少しばかり紹介します。

目次

Coolpix A1000

Nikon Coolpix A1000はちょっと前のCoolpixのラインナップの中で唯一の「コンパクト」で「重くない」コンパクトデジタルカメラでした。

www.nikon-image.com

表現を「でした」と過去形にしたわけは、現在はA1000は既に「旧製品」扱いとなっていて、Nikonのコンパクトデジタルカメラ現行ラインナップは重量1kgを超える、一眼レフ並のサイズの機種のみになってしまいました。

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お手軽にサッと出して写真を撮る。そんな行為はスマフォで十分だという市場の声なのか、Nikonがもう手広いラインナップをとれなくなっているのか、そのいずれもなのか、という事でしょうか。

いずれにしても少し前まで我々が慣れ親しんで、各家庭に一台はあったコンデジNikonからはA1000が最後のモデルだと思われます。

外観

シンプルな面構成で悪く無いと思います。高級感とは無縁ですが、前面パネルはアルミ製です。全盛期のコンデジのように前面パネル以外もアルミ製にして欲しかったところです。下に並べたCoolpix S01の方がシンプルな分、高品質感があるのが少し悲しい。写りはイメージセンサーの世代が違うので、A1000の方が断然良いです。

パワーオンして広角端(28mm相当)側。けっこうせり出しますね。

望遠端(840mm相当)側。超望遠焦点距離のわりには飛び出していないですね。これくらいの飛び出し量なら、傍目にもはしたなくはないですね。

ポップアップフラッシュは手動でバウンスも出来ますし、あると何かと便利なので良いと思います。

チルト液晶は180°回転するので、一応自撮りも対応出来ます。広角端28mmは、集合自撮りにはちょっときついかもしれません。

作例

Nikon Coolpix A1000

夜の部屋で、望遠端で手持ち撮影。しっかり保持していたとは言え、換算840mmをシャッタースピード1/16で手振れしていないのは驚きです。センサーサイズが小さいので、手ぶれ補正は強力と感じます。

Nikon Coolpix A1000

本日は暗めの曇天でしたが、屋外では普通に綺麗に写りますね。

めちゃデカいキノコ群に興味津々のわんこです。もちろん食べさせませんでした。

Nikon Coolpix A1000

望遠端でハグロトンボを撮影。もう少し寄れるのですが、近くにスズメバチを発見したのでこれ以上は寄りませんでした。スズメバチ注意の季節になってきました。Bokehは期待できませんね。コンデジですので。

Nikon Coolpix A1000

換算400mmくらいで。風が強かったので若干被写体ブレになり、シャープに撮れていません。シャッター速度優先にすべきでした。もっと操作に慣れると写真の歩留まりは上がると思います。

これももうちょっとシャープに撮れても良かったのかなと反省の一枚。

ファインダーの情報量が多くて、慣れないとどんなモードで撮影しているのか分らなくなりますね。

感想

撮影前は簡単操作でバシバシ撮る事をイメージしていましたが、ズーム、AF、MF、全ての動作が緩慢です。他の方のレビューは見ておりませんが、Nikonユーザーからは厳しい評価をもらっていたのではないでしょうか。同じコンパクトでも、あのNikon 1シリーズがめちゃくちゃ優秀なカメラだった事が良く分ります。でもこれはCoolpixコンデジです。自分としてはろくすっぽ使い込みもせずに性急な結論は出せませんので折りを見て、また使い込んだ上でコンデジとしてどうなのか考察して、本ブログに記録したいと思います。なんにせよ、Nikon の最後のコンパクトなコンデジなのですから。

本日のおまけショット

Nikon Coolpix S01