Foto Anthem

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夏の名残は KODAK ブルーで:1/3

夏の名残を KODAK ブルーで残そうと思い、Olympus E-1 を持ち出した。

今朝の東京駅前はまだ夏らしい湿度が残り、空には秋雲というよりは夏の名残の積乱雲がかかっている・・。

E-1 / SIGMA 30mm F1.4 DC EX / Elite Color 400

E-1はフォーサーズサイズの KODAK 製CCDセンサーなんだけれど、めちゃダイナミックレンジは狭い。なので空に露出を合わせると暗部はどうしても潰れ気味になる。

おまけに撮影後に気付いたんだけど、 ISO を室内撮影用の 400 に設定したままだった!

20年前のCCDセンサーなので ISO 400ってほぼ実用限界値。拡大すると結構ノイズが乗っている。なので今回は全て Raw Therapee を使って「Elite Color 400」か「Elite Chrome 400」で現像した。

 

E-1 / SIGMA 30mm F1.4 DC EX / Elite Chrome 400

東京駅駅舎に露出を合わせると、空は真っ白w。ハイライト部分は Raw 現像でも回復出来なかった。

Raw Therapee を使ってRaw現像していて気付いたんだけれど、 E-1 の心臓部 KODAK CCDセンサーは、とても発色が良い。つまりフィルムっぽい。このカメラは Jpeg 撮って出しで使っていては本当の良さは分らないと知らされた。ダイナミックレンジが狭いので、ネガフィルムというよりもポジフィルムっぽく現像するのが良いと思う。

E-1 / SIGMA 30mm F1.4 DC EX / Elite Color 400

Elite Color 400 はちょっと青碧っぽい風合いが特長。相変らず空は白飛びしているがこの色合いは悪く無い。

E-1 / SIGMA 30mm F1.4 DC EX / Elite Chrome 400

Elite Chrome 400はElite Color に比べると本来の色に近いがこれも KODAKのリバーサルフィルムらしい渋めの目の色合いだと思う。

E-1 / SIGMA 30mm F1.4 DC EX / Elite Chrome 400

空が白飛びしてしまう場合でも、ビルに反射された空は減光されるので大丈夫だ。

E-1 / SIGMA 30mm F1.4 DC EX / Elite Color 400

順光ならばまあ大丈夫。何気撮影には向かないカメラだな。光を良く見て考えないといけない。

E-1 / SIGMA 30mm F1.4 DC EX / Elite Color 400

まあ今回 ISO 400 にしてしまって失敗かなと思ったけれど、KODAK CCDが Raw 現像で化けることを知ったのは瓢簞から駒って考える事にする。同じく KODAK CCD を使っている LEICA M9PENTAX 645 D もそういう事なんだろうか。PENTAXの場合は jpegがとても優秀なんだけれど、いずれいろいろ試してみたいなと思う。

iphone の方がダイナミックレンジ広いw。まあHDR合成しているんだろうけど。