前回のSIGMA 50mm F1.4 Art に引き続き、今度はレンズをSIGMA 35mm F1.4 Art に交換してMetropolis TOKYO Editionで写真撮影してみました。
丁度いい焦点距離
写真を撮影していて一番しっくりくるのが35mmフルフレーム焦点距離が標準と言われる 50mm、85mm近辺のポートレートレンズ、そして今回の 35mm の3本のレンズと感じます。あとは飛び道具としての鳥さん用の300mm以上の超望遠、パースを効かせる24mm以下の超広角があれば良いかな。そしてMacroレンズや曲者収差レンズは別腹で楽しむ。
視界にこういうひとけの無い、反復構造が入るとなぜか写真に収めたくなります。被写体をあまりデフォルメはせず、適度な広がり感を保って写せるのが 35mmレンズの美点ですね。スナップ撮影が主体の M型 Leica では標準レンズが35mmと言われているのも頷けます。
駅ピアノ、いつかは弾けるようになりたいなと思いながら、幾年月が過ぎたでしょうか。まだ諦めてはいませんがw。
オートワインダー付き一眼レフは街撮りに適したM型 Leica とは違い、一部のプロ機以外は「バッシュイーン!」と派手な音をたてますので、鋼の心でもって撮るわけです。
そのシャッターに理由は不要
階段って何故か撮りたくなりませんか?
そこに特段の意味や説明を見い出す必要はなく、だたその構造美が心のトリッガーを絞ります。
都市の額縁から覗く、摩天楼築造の刹那のショット。いつか出来上がったビルを見上げる時、思い起こすことでしょう。
これはある程度絞り込んだかな。Lomoのフィルムは超微粒子では無いので粒状感はありますが、かなり精細な描写をしていますね。この辺りはビルで空が隠れる今の東京には珍しい空間でしたが、一年後にはこの辺りの風景もすっかり変わる事でしょう。新しい風景がわくわくでもあり、寂しくもある。
次回、再度マクロ的な撮影例を紹介して、「SIGMA Art レンズで撮る LomoChrome Metropolis TOKYO Edition」は終わりにしたいと思います。
MZ-Sで初めて撮影した「Rollei Retro 80S」の現像もそろそろ上がってきますので、そちらも時間作ってスキャン予定。
昨年殆どフィルムを撮らなかったので、今年は頑張るぞ。