Foto Anthem

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PEANTX Q のトイレンズを使う:05 TOY LENS TELEPHOTO

PENTAX Q には「ユニークレンズ」と銘打ったシリーズがあり、4本のレンズが発売されていた。うち1本はボディキャップレンズで、そのレンズのみ所有していないけど、残りの3本の「トイレンズ」達を真面目に使ってみようと思い立った。

www.ricoh-imaging.co.jp

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3本とも、名前の通りおもちゃみたいな作りで、絞り値は固定だしAFは効かないし、回転角の小さいスカスカヘリコイドで Qの見にくい背面液晶を見ながら MF する事になる。

まず最初に各レンズの最短焦点距離を把握出来ないと困るので brother のラベルプリンターを使って絞り値と最短焦点距離をプリントしたラベルを作成した。

トイレンズ達のヘリコイドリングの幅は一律に約 4mm なので、一番ミニサイズの 3.5mm 幅のシールでラベルを作成した。

綺麗にプリントして、ヘリコイドリングにぴったりと絞り値と最短撮影距離を貼り付け完了! brother のラベルプリンターはとても使い易くて優秀。

 

今日は一番難易度が高そうな、「05 TOY LENS TELEPHOTO」を選択。焦点距離は 18mmで換算 94mm のいい感じのテレレンズ。最短撮影距離は27cmとそこそこ寄れるのでテレマクロ的にも使えそうだ。絞りは F8 固定。

まるでピンホールレンズのような望遠レンズだけれど、さて、写りはどうですか・・

 

作例:

Q7 / TOY TELEPHOTO 18mm F8

まあ難しいレンズだという印象。使いこなすには相応の習熟が必要だと感じた。

まず最初に、明るい屋外ではQ7の背面の液晶画面がほぼ見えないという大問題が立ちはだかるw。心眼で見えたとしても、次に、PENTAX のフォーカスピーキングが極めて分りにくいという問題が追い打ちをかけてくるw。

Q7 / TOY TELEPHOTO 18mm F8

それでも最短距離近いテレマクロ撮影はまだ歩留まりは良い方だ。

少し離れた距離での撮影は勘と運頼みになるかもしれない。18mmで絞り値が F8 なのでパンフォーカス的に撮れるスイートスポットのヘリコイド位置があるはずなんだけれど、回転角の小さいゆるゆるのヘリコイドで各目盛りの距離を把握出来ていない現状だとなかなか難しかった。

Q7 / TOY TELEPHOTO 18mm F8

ただ、フォーカスのあった部分はピンホールレンズ的な外観からは想像出来ないくらい普通に写っている。こと描写に関しては、トイレンズという表現は当てはまらない。

Q7 / TOY TELEPHOTO 18mm F8

ハレーションには恐ろしく弱い。太陽光が入る角度になると途端に光のシャワーが現れる。このレンズで本格的に撮るに時は、自作フードがあった方が良さそうだが、そんな使い方をするレンズでもないか・・。手かざしハレ切りという、ビンテージレンズ用テクニックを使う方が似合ってるかな。

Q7 / TOY TELEPHOTO 18mm F8

Q7 / TOY TELEPHOTO 18mm F8

次にこのレンズで撮影に出掛ける前の準備として、レンズの距離目盛りのおおよその実距離を把握しておく事が必要かもしれない。

Q7 / TOY TELEPHOTO 18mm F8

そこまでするなら 06 TELEPHOTO ZOOM レンズで最初からAF で撮れば?というのはもっともな発想なんだけれど、ハレ切りとか、パンフォーカスとか被写界深度とか、考えざるを得ないレンズで写真撮影を再発見するのも、道楽としては乙なもんかもしれない。

Q7 / TOY TELEPHOTO 18mm F8

様々な制約によって今日はテレマクロ的撮影が多くなってしまったのが反省点かな。

Q7 / TOY TELEPHOTO 18mm F8

Q7 / TOY TELEPHOTO 18mm F8

場所とレンズを変えて、引き続きQシリーズのトイレンズを使ってみよう。