Olympus E-1の「Olympus Blue/Kodak Blue」が印象深かったので、PENTAXが今年発表したレンズ限定の夏空用カスタムイメージ「夏天(かてん)」も試してみたくなりました。
本日はPENTAX のデジタル一眼レフに「夏天」対応レンズを装着し、久しぶりの快晴となった早朝、わんこ同伴の写真散歩に出掛けてきました。
目次
PENTAX 「夏天」とは
「夏天」はPENTAXが今年発表した、特定のデジタル一眼レフ(K-1/K-1 MarkⅡ、K-3 Mar Ⅲ)と特定のレンズ(HD DFA 21mm F2.4 ED Limited、HD DA 15mm F4 ED AL Limited)との組み合わせで利用可能となる、夏空撮影用のカスタムイメージです。
既にRICOHイメージングのホームページや主要なカメラ販売会社から様々な作例が公開されており、自分も興味を引かれて、手頃な価格で購入できるAPS-C用の HD DA 15mm F4 ED AL Limited を入手しておりました。諸事情であまり写真散歩に出掛けないままお盆を過ぎようとしたところ、先日のOlympus Blue が私の重い腰をくすぐったわけです。
今回使用した組み合わせ: PENTAX K-1 MarkⅡ+ HD DA 15mm F4 ED AL Limited
PENTAX K-1 MarkⅡはデッドストック状態でしたので本日がシェークダウンとなりますが、PENTAX のデジタル一眼レフは幾つか所有してきたので大きく戸惑うところはありませんでした。ファームウェアを「夏天」対応の最新版にアップし、ケースとストラップ、レンズを装着して準備万端です。おでこは「AOCo」で tuned by 旭光学w。
HD DA 15mm F4 ED AL Limited はAPS-Cフォーマット用レンズなので、フルフレームフォーマットのK-1に装着した場合は自動で APS-Cフォーマットにクロップされます。
自動クロップ設定を解除して画面サイズをスクエア(縦横1:1)フォーマットにしてフルフレームで使う方法がPENTAXオフィシャルページで紹介されていますが、本日は自動クロップで撮影しました。
ケイタのやってみようシリーズ 第30回「夏天+真四角のマジック」 | PENTAX official
HD DA 15mm F4 ED AL Limited レンズのフードは収納式ですが、引っ張り出すとアヒルのくちばしみたいで可愛いですね。
作例
レンズもカメラも初使用という事で使い慣れておりませんが、本日の作例をいくつか載せた上で、最後に感じたことを述べます。
PENTAX K-1 Ⅱ記念すべき一枚目ショットです。ちょっとフレーミングが甘かったですね。でも真夏の空の記憶色が良く再現されていますね。
天空の群青色が印象的ですね。このレンズでの夏天は縦フレームがいいのかもしれませんね。
おー。本日のお散歩ショットではこのショットが一番それっぽい写りです。地平線方向は白っぽく写る傾向がありますね。
どうしてもフレーム内に空以外が占める面積が増えると仕上りが普通っぽくなる傾向があるようです。多分そのような作例を載せている方々は撮影時か現像時に露出をアンダー側に寄せている場合が多いのでは。と思います。
初回インプレッション:「夏天」のコツ
短い撮影時間でしたが、本日初体験した結果、「夏天」らしさを楽しむコツとしては以下の点かなと感じました。
1.撮影時の仰角を極力上げる
光波長の影響と思いますがレンズを上空に向けるほど、印象深い紺碧の空になります。
空以外の被写体を入れたい時は出来るだけ対象物に近づいた上で、仰角を思い切り上げて撮るのが良いと思います。
2.空以外の空間の面積を抑える、あるいは露出をアンダーで。
空以外のものが空間を占めるとどうしても空の仕上がりが明るくなり、夏天らしさが減弱してしまいます。そんな時は露出を一段アンダーにすると雰囲気のある仕上りになると思います。
残りの夏で晴天の休日があればOlympus Blue、S3 Pro ポジフィルムモードとの夏空対決も出来れば良いなと考え中です。