Foto Anthem

Anthem for myself, my family, and every photo-lovers

PENTAX Auto 110 出撃準備よ~し。

今日はわんこと散歩予定でしたが、風も強くて真冬の寒さ。山はまだ雪かぶってるし。

わんこには悪いが予定を変更し、久しぶりに使う PENTAX Auto 110 の撮影準備を進める事にしたw。

最後に使ったのは10年位前のことなので、全て忘却w。ネットで下調べしてからとりかかった。

①電池はもう一般家庭では見かける事もなくなった LR44/SR44 ボタン電池を2個使用する。

自宅ラビリンスの魔法箱から期限切れのものを見つけ出し、Auto 110 のちっこい電池ホルダーに挿入。電池を挿入したらカメラ本体フィルム室脇の電池室にやさしく挿入。Auto 110はとにかく何でもちっこくて繊細なので、操作全般、やさしく。が肝要。

②電池をいれたら、巻き上げレバーを2回空送りし(Auto 110は筐体がちっこいので1回操作の巻き上げでなく、2回巻き上げ操作が必要。(この巻き上げ機構、TKOさんたちもFILM機ルネッサンスプロジェクトで復習した事でしょう)

③ファインダーを覗いて、内の露出計 LED がシャッターボタン半押しで点灯する事を確認。

ラビリンス由来の電池はだいぶ前の使用期限切れ品だったけど、未使用品だったので大丈夫みたい。

Auto110の絞りとシャッタースピードは全てプログラムAEのカメラ任せなので、LEDがグリーンの時は適正な露光条件、オレンジの時は手ぶれ注意の露光条件という情報のみがファインダーに表示される。電池が消耗するとLEDが点灯しなくなるので、フィルムが装填されている時は暗いところで裏蓋を開いて電池を交換する。

上の写真のファインダーにスクリーンのスプリットプリズムが写っているけど、こんなミニチュアサイズなのにスプリット式のフォーカススクリーンなんて、素晴らしすぎる!しかも良く見える!偉大だった旭光学。

④さて、フィルム装填の儀。

今回、Lomography からカラーネガとモノクロームの2種類の 110 フィルムを購入。

カラーネガが ISO 200、モノクロが ISO 100。他にも高感度のカラーネガとか、ロモお得意のアート系フィルムなど、豪華110ラインナップ。

ちなみに上の写真の黒いリングは40.5mm 径のマクロ撮影用リバースマウントアダプター。ロモの在庫処分で売られていたので今回一緒に購入したもの。いずれ、ロモのアートレンズを使ってマクロ撮影してみたいな、と思って。

今回は無難な選択でカラーネガの方を開封した。厳重にアルミコートの袋に入って遮光対策されている。この中にカートリッジ式の110フィルムが入っている。

ちなみに、本体側でなんも設定出来ない110カメラでどうやってISO感度をコントロールしているかというと、上の写真の、フィルムカートリッジ右端の耳の部分がキモ。ここの耳の長さでISO情報をカメラ側に伝えて、プログラムAEの設定が変わるという仕組み。あったまイイ~。

確かにAuto 110のフィルム室に、とってもちっちゃい、ゴミかすくらいのポッチが飛び出てるので、それにこの耳が引っかかるか否かでISO情報を伝えてるみたい。

昭和の110全盛期では常識だったのかも知れんけど、今はもう誰も知らんよね。

自分もブログ書く責任上、調べて初めて知りましたよww。

⑤フィルムを空送りする

上の写真がカートリッジ装填した状態。カートリッジの真ん中の覗き窓にフィルムの巻き上がる方向に←←が見えている。

つまり、一般的な35mm版のパトローネ式と異なり、巻き上げレバーのある側にフィルムが入っていて、巻き上げレバーを巻き上げる事により、左側にあるギアーが回転して左側に巻き上げる機構。いや~一体中はどうなってるんだろうか。TKOさん達も今回のハーフカメラで参考にしてるのかな?乞うご期待。

上の写真はカメラの裏蓋を閉めて、覗き窓の矢印が終わるまで空送りしたところ。結構空送りしてます。この状態で空シャッターを切ったので、このあと巻き上げると覗き窓にフィルムカウンターの「1」が現れるはずw。ロモのフィルムカートリッジは24枚撮り。

⑥フード着けてみた

昭和当時の PENTAX 純正ラバーフードもオークションとかでは売られてるんだけれど、なんと!UNというカメラ部品の販売・メーカーさんが25.5mmのラバーフードをまだ新品として販売して下さっている。

バランス的にはちょっと微妙な感じではあるけど、十分遮光の機能は果たしてくれそう。グレートだぜ。

 

そして出撃準備の整った Auto 110の勇姿。

さあ、あとはいつ出掛けるか、それが問題w。