A CCD Moment ! 春の第三弾は 伝説のハニカムCCD、FUJIFILM FinePix S3 Pro。
普通のコブシなんですが、なかなかの艶めかしい色ですね。さすがハニカムCCD。
手前の花は日陰なので、ちょっと濁ったかんじかな。これもこのセンサーの写りの個性。
今度は明るい条件下。クリアな色です。でも何気に最初の写真の方が好きな自分です。
何気に撮っても味というか雰囲気が出るのがこのカメラの良いところ。
これは「春」写真ではありませんね。向かい合ってイガイガ枝を競い合うようで面白かったのでパシャリ。
さて、レンズをCOSINAのULTRON 40mm ASPHに持ち替えてみました。このレンズ、外観は往年の旧き良きNikkorですが、絞り開放でもきっちり写る現代のレンズ。Bokehも綺麗。
レンズが変わるとここまで変わる。真面目な解像度。面白味にはちょっと欠けるかも。
S3 Pro、同じくS5 Proもそうですが、FUJICHROMEモードでは強い色は色飽和傾向になります。CCDセンサーの能力限界なのか、それともかってのFUJICHROMEがそうだったからそれに近づけているのかはわかりません。現在F6で撮影中のVELVIAの現像結果で答え合わせが出来ると良いな。
いずれにしてもこのカメラの絵作りは単体で完結しているように思います。「後現像のフィルムシミュレーションの助けは無用!」と言っているようです。
性能は石器時代ですが描く絵は最高!これは同じくフィルムメーカKodak製CCDの E-1、M9、645D、然り。
春のCCD祭り、次回は「生真面目 D3000はRaw Therapeeで生まれ変われるか?」の予定。