間もなく発売される Nikon Zf 、なかなか良い仕上がりに感じる。
Z8 は良いなぁと思っていたら、矢継ぎ早のフルフレームヘリテージモデルの投入だ。更には弩級レンズ Plenar とたたみ掛けてきた。スロースタートはNikonらしい感じもするけれど、ここに来てだいぶキャッチアップして来たんじゃ無かろうか。
で、自分としてはZf を早速予約・・・、ではなくて、 「c」の方、つまり Zfc を遅ればせながら購入した。
Zfcは店頭実機で触った時のおもちゃ感に「何?軽っ!これはないな」と思っていたんだけど、Zfという大盛り全部のせモデルを見るにつけて、「Zfcくらいが愛らしいのかも」という見方が心に芽生えてきた。Zf を消化出来なさそうな自分に気付いたとも言える。
そんな経緯でようやく手元にある Zfcなんだけれど、個人的に感じる最大欠点として、Zマウントのフルフレーム用レンズが似合わないという事がある。なのでZfcに装着するレンズは当面もっぱら EマウントレンズかTTArtizanあたりの中華勢になると思う。
性能面で他社APS-C機に及ばない点もあるんだろうけど、この機種に関しては気にならない。
Zfc に Zeiss Touit 32mm を装着すると Df + Otus 55mmのミニチュア版という感じで結構気に入った。見た目のインバランスも感じない。フードもOtus風デザインなんだけれどOtusと違いこちらはプラスティック製。APS-C用という事を考えると正解だと思う。
ただ絞りリングのない事はZfc用としては少し寂しいかな。スチームパンクスタイルにはあと一歩だ。
今日はこの組み合わせで昼休みにわんこと出掛けた。
結構色のくっきりと出るレンズだと思う。流石 Zeiss、という印象。
今日は若干絞った F2.8 くらいの撮影が多いけど、立体感もあって良いなと思う。
このレンズは色がくっきりしているので、CMOS機なのにCCD機っぽくも感じるショットもある。
基本、Fマウントのビンテージレンズを使うデジタルカメラは Dfと決めているので Zfc で Fマウントレンズは使わないかもしれない。FマウントAPS-C機であれば他に色々とあるのでそちらの方が多分楽しいだろう。
気軽に、おしゃれに、気持ちは80’s。