Foto Anthem

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モノクロームフィルム使い捨てカメラ:Kodak 400TX Professional

Kodak の微粒子モノクロームフィルム、 Tri-X 400 (400TX)を詰めた使い捨てカメラを使ってみた。大手量販店では扱っていないカメラなので日本国内では正規ルートでは販売されていない、ちょっとマニアックなカメラみたい。

誇らしげに「Kodak Professional」とファインダー横にプリントされている。
この使い捨てカメラのどこが「Professional」なのかは良く分らない。このカメラが Professional なカメラなら富士フイルムの「写ルンです」だって Professional と定義できそうな気もする。それともモノクローム写真を撮るのが Professional という事なんだろうか。

無理矢理に敢えて考察するなら右手でグリップする親指の位置にサムグリップっぽい突起部がある。他の使い捨てカメラにもちょっとした取っかかり部分が背面にはあるとは思うけれど、このカメラは突起が若干大きめな感じがする。あくまで気持ち、だけれど・・。

若干「Professional」の意味に引っかかりながら、久しぶりの使い捨てカメラ散歩に繰り出した。

Kodak 400TX Professional

ついいつも撮ってしまう、フィットネスクラブのおねえさま。

多分レンズは「写ルンです」同様に非球面メニスカスレンズ1枚なんだと思うけれど、想像以上には綺麗に撮れていると思う。Tri-X 400もあまり粒子は目立たず優秀なフィルムだと思う。その辺(写りの仕上がり)を含めて Professional なのかな?

Kodak 400TX Professional

丸の内の皆さんの出勤風景。撮影はまだ暑い時だったので、上着羽織ってる方はいなさそう。あまり硬調ではなく、トーンは良く出ていると思う。

この写りの感じから察するに、焦点距離は 30mm くらいだろうか。

Kodak 400TX Professional

ISO 400なのでつい屋内でも撮影してしまったけど、使い捨てカメラは絞りも固定だしシャッタースピードも固定で、EV値11位(晴れの日の日陰)で適正露出になる設定だろうから、屋内では露出不足になってしまった。そのためにフラッシュが内蔵されているけど、こんな所で今時フラッシュ焚いていると変なヒトなので、出来なかった。

Kodak 400TX Professional

小金井公園のC57。・・ってこんなところに現像ラボの管理シール貼らないでよね。

Kodak 400TX Professional

C57エンジン部分。ここで初めてフラッシュ撮影。パイプ配線とバルブが19世紀らしくてカッコイイ。

Kodak 400TX Professional

客車内は入れないので窓越しにフラッシュ撮影。

ここで Kodak 400TX Professional は一度フラッシュチャージボタンを押すと解除出来ないことを気付いた。普通はフラッシュチャージはキャンセル出来るはずなんだけれど、一度押すと解除出来ないのようだ。おそるべき Professional 仕様w。今回、フラッシュ撮影が最後の二枚だけで助かった。

他のモノクロームフィルム使い捨てカメラでもお散歩撮影しているので、追って記録しておきたいと思う。